宝塚音楽学校文化祭　106 107 108 109、4冊まとめ売り
『きのこ文学名作選』 と云う写真評論家であり、きのこ文学研究家である飯沢耕太郎氏編集の本です。発行部数わずかに限定3,000部の稀覯本となります。またこの本の装幀は、凝りに凝って趣味的に作った本としか思えない驚きの手法を用いています。まず、本の表紙からして穴の空いたカバーに、金の表紙です。さらに表紙をめくると続いて出てくる扉もまた穴があちこち開いています。そして、始まる16のきのこに関する文学作品は、フォント、字体、紙質、紙色など所収されている作品ごとにこれでもかと云わんばかり変えられたたいへん手の込んだ作りとなっているのです。その所収された16の文学作品は下記のとおりです。 記⚪️ 萩原朔太郎「孤独を懐しむ人」⚪️ 夢野久作「きのこ会議」⚪️ 加賀乙彦「くさびら譚」⚪️ 『今昔物語集』より「尼ども山に入り、茸を食ひて舞ひし語」⚪️ 村田喜代子「茸類」⚪️ 八木重吉「あめの 日」⚪️ 泉鏡花「茸の舞姫」⚪️ 北杜夫「茸」⚪️ 中井英夫「あるふぁべてぃく」⚪️ 正岡子規「蕈狩」⚪️ 髙木のぶ子「茸」⚪️ 『狂言集』より「くさびら」⚪️ 宮澤賢治「朝に就ての童話的構図」⚪️ 南木佳士「神かくし」⚪️ 長谷川龍生「キノコのアイディア」⚪️ いしいしんじ「しょうろ豚のルル」きのこ好き、きのこファンのための本と云うよりは、完璧にキノコに嵌まったきのこヲタクが欲しいと思う奇想天外な本と云っていいでしょう。背の右下部にぶつけたような痕があります(写真4枚目)。頁：360ページ発行：2010年11月27日 初版第1刷当時の定価：2,600円+税発行所：港の人メルカリで、きのこ本やきのこ関連の商品が出品されている中で、おそらく私が一番多く出品しているのではと思っております。けっして安くはない出品価格となっている商品も少なからずあると思いますが、それらはそれだけの希少価値あるもので私もやっと入手できたものとご理解ください。プロフィールにも書かせてもらっていますとおり、お値引きには一切対応しておりません。あしからず。また、ほかにもきのこ本やきのこに関する商品を多数出品しておりますので覗いてみてください。